TOEFL iBTを受験されている方は目標の点数があって、中には何回も受験することによって簡単な問題のセットを狙う方も多いかなと思います。自分も複数回、同じ受験会場で受けてやっと目標を達成できましたが、回ごとに点数が大きく変わったセクションもあって不思議に思った・困った(クマった)ことが多かったため、以下にその原因として真剣に考えてきたことを、数点ほど書いていこうと思います。
そもそも伸ばしたいセクションの点数のボラティリティが高い
ボラティリティ、すなわちセクションの性質による自発的な点数の振れ幅が比較的大きいセクションがあるかなと思います。特にリーディング・リスニングはその日の集中力にもよりますし、あと出題される問題のジャンルにも応じて正答率が大きく変動すると思います。自分の場合は、夜にリスニングを演習すると眠いこともあり、なかなか細部まで集中できず点数が低くでることが多かったです。加えて何問も演習を繰り返すうちに自覚できない疲労が蓄積されてどんどん正答率が下がっていきました。ジャンルに関しては、最初のうちは芸術・古代をテーマとした問題の細部を聞き取るのがかなり苦手でしたので、同様のジャンルの問題を選んで繰り返し練習しました。
日々の演習量が安定しない
社会人という立場で(と言いながら授業やバイトで忙しい高校生・大学生の皆さんも結局同じなのかもしれない)、時には残業があったり、また思いのほか疲労が溜まって眠かったりすると、その日の演習には身が入らず大変ですよね。帰宅して1-2時間程度の睡眠を取ってから演習すると集中できたりしますが、それも日によっては不可能となります。
本番の問題の難易度が回により結構大きく変動する
これは何回も受験していて割と頻繁に思っていたことで、リーディングの文章が回りくどい文体でしかも長文の回があったり、スピーキングの第1問のトピックが珍しい出題であったり、第2問で平均よりかなり早い音源での会話が出題されたり、ライティングのテーマがレアであったりと、難易度の変動にはほぼ毎回悩まされていました。特にライティングは大問2つしかないのに、その1つがレアだと点数に大きく響くような気がして、スコアレポートが来るまでは本当に手に汗握りますね。
おわり
自分も模擬演習の際には1回毎の点数に心揺さぶられていましたが、上記の理由もあり、あまり一喜一憂せず、淡々と可能な範囲で演習するのが吉なのかなと思うようになりました。意図しない点数の変動に苦しんでいる方々の気分転換であったり、お役に立てれば幸いです。