TOEFL Listening メモ取りは必須か否か??に関する私見

ネットでも度々議論に上がる、「リスニングの際にメモを取るのは点数upに繋がるのか」という問いについては、私個人としては人それぞれなのかなという印象があります。ちなみに私はメモを取る派閥のクマであり、リスニング28点を取得した際にもいつも通りメモを取っていました。確かに、TOEFLのリスニングであれば、聞いた大まかな印象で答えられる問題も多いので、目標が20点前半であればメモを取らないほうが疲労感も少なくて楽かなとは思います。ただし20点後半を目指すとなると、聞く会話や講義の内容を構造立てて、文脈を考察する必要が出てくるので、メモ取りが役立つ部分も多いだろうと感じます。以下、演習していて考えてきたことを纏めます。

(良ければTOEFL Listeningで高得点を取るコツもご参照ください)

文脈を理解するのにメモが役立つ

メモを取るときには皆さん上から順に聞こえたものを書き下していくと思います。その順番はメモを取らないと記憶だよりで、結構な割合で曖昧になってしまうものかなと思います。

メモの利点の1つは、確実なセリフの順番を後から確認できることです。書いた内容を見返して、書き下した言葉やセリフの順番の群れの中で、”このセリフがなぜこの位置で言われているのか”を把握することが文脈理解に繋がります。これがどう回答の時に生きるかというと、例えば”音源の中に出てきたこの部分をもう一度聞いてから、次の問いに答えなさい”という引用を基にした設問が良く出題されると思いますが、この設問に答えるときに「引用された一文はどの文脈で話されていた言葉か?ということはこの部分の正確な意味は何なのか?」というポイントに関して理解が深まります。このように文脈が正確に分かっているので、それに関する設問の選択肢も正確に選べる、という寸法で、メモ取りが点数upに寄与します。

また、これもよくある”●●さんは~と言っていましたが、このセリフを話したときの●●さんの態度は?意味するところは?”という推測系の質問にも、文脈把握が良く効いて答えやすくなると思います。

それではどんなメモを取ればよいのか?

メモ取りに必死になって耳で文脈を追い逃すのも良くありません。なぜなら耳で追い切った文脈を簡略な形で記録するのがメモ取りだからです。このことから、TOEFL Listening対策としては、音源の内容の構造が分かるような、出来るだけ少ないWord数で構成されたメモ取りがベストだということになると思います。

できるだけ少ないWord数、と言いましたが限られた時間で記載できるWord数は人によって異なりますし、また音源にどれくらい耳の集中力を割くか、というのも個人の感覚の問題と思いますので、どの程度の長さ・詳しさのメモがベストかは人によって異なるかなと思います。数多くの演習の中で、最良のメモ取りの感覚を体得されるのが良いのかなと思います。

おわり

上記、少し曖昧な説明や複雑な表現もありますので、何かの折にまた簡潔になるように書き直していこうと思います。この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。