TOEFL Listeningで高得点を取るコツ

こんにちは、英語クマです。今回はTOEFL Listeningの対策のコツについて話していこうと思います。

TOEFL Listeningでは話された内容の単純把握のみならず文脈の理解まで問われるため、対策の仕方が難しく困っておられる方も多いかと思います。クマも演習量を単に増やしてもリスニングは20前半で常に留まっていましたが、コツを理解すると1ヵ月で一気に対策の質を上げて、リスニング 28点を取得できましたので、数点共有できればと思います。

(良ければTOEFL Listening メモ取りは必須か?高得点のコツもご参照ください)

(Readingに関してはこちらの関連記事 TOEFL Readingで高得点・満点を取るコツ① TOEFL Readingで高得点・満点を取るコツ②もご参照ください)

リスニングは量より頻度が大事

リスニング全般に言えることとして、練習は1度に纏めて数時間などするのではなく、数分~1時間を1日数回するのが良いかと思います。1日練習しないと取り返すのに3日程度かかる、とよく言われますが、自分の体感としては本当にその通りだと思います。

当初は1週間に数日、大問5個(本番のリスニングと同じ量ですね)を一気に纏めて演習して、単語や1文の意味を調べたり、シャドーイングをしたりしていましたが、そのような対策では20点前半に留まり、演習量が大変な割に点数向上もほぼありませんでした。一気に演習するのが精神的にも負担となり、リスニングの練習はいつも気が重かったです。

ただ、ある時に同じように毎日の練習頻度が大切という他の方が書かれている英語勉強ブログを目にして、頻度の重要性を意識し始めるようになり、それからクマは朝晩に1回ずつ、30分~1時間程度の時間をとって演習するようにしました。加えて、仕事の昼休憩の際にはScientific AmericanのPodcastを何も見ずに聞いて、余裕があればスクリプトを見つつ再度同じものを聞いていました。

このように頻度を上げて習慣にすると、1回の演習量は少ないので楽ですし、気付かないうちに音声がスムーズに聞き取れて、内容理解に集中できるようになります。2週間~1ヵ月ほど上記の対策を続けて本番に臨むと、音源に集中できている実感もあり、更に結果は体感よりも良く、28点が取れていました。

リスニングは量より質が大事

音源を聞くのみ・問題を解くのみで終わっていませんか?リスニングの質を上げるには、スクリプトとの照合作業が必要だと思います。

TOEFLは比較的長文のスクリプトが放送されます。問題文が所々聞き取れないという段階ではオーバーラッピング・シャドーイングを実施して、時間があれば復習の質を上げる仕上げの作業として、ディクテーションも良いかと思われます。

ディクテーションとは音源を何度も聞いて、スクリプトを見ずに全文書いていき最後に照合・確認する、という学習法です。実際に書き下す作業を経て自分が認識していなかった聞き間違いを自覚・矯正できたり、照合の過程で文章の内容をしっかり把握できたりと効果は抜群です。但し、これをTOEFLの音源で行うと大問1個の復習で30分は取られるかと思いますので、時間に余裕のない方は1日大問1個位のペースで進めても良いかと思います。

音源のジャンルや設問の種類を考えて復習すると良い

TOEFLはリーディング同様、リスニングもアカデミックな内容で、科目毎(文化人類学、演劇、環境学、生物学などは良く出題される分野)に分かれています。また設問に関しては、具体的な内容理解の他にも、話者の態度(肯定的か懐疑的か)や発言の意図(クラスや対話の中でどのような意図があるのか)の類推という比較的難しい設問があります。

クマはどの科目・設問種類であれば安定して正答できるのか、ということを分析・意識していく、時間があれば重点的に苦手分野を演習すると、学習の質が高まった印象がありました。

おわり

クマもリスニング満点はまだ取れていませんが、演習のやり方を変えて大幅に点数が上がる瞬間があったので、その時に大事にしていたことを共有させていただきました。TOEFL対策を進めている方々含め、皆様のお役に立てれば幸いです。