“You Like It Darker” ってどんな本?
2024年5月にScribnerから出たスティーブン・キングの短編集です。 全部で500ページくらいあって、10ページちょっとの超短い話から、200ページくらいの中編までいろいろ入っています。ホラーだけじゃなくて、サスペンスっぽいのやファンタジー寄りの話もあって、かなりバラエティ豊かです。
読もうと思ったきっかけと読んだ後の感想
キングの作品って映画やドラマでよく見るけど、実は原作をちゃんと読んだことがありませんでした。 “IT” のピエロは普通にトラウマ級だったし、“ショーシャンクの空に” は刑務所の理不尽さにイライラしつつも、友情とか人間ドラマにグッときた記憶があります。
そんな感じで名前は知ってるけど本は読んだことがない状態で、本屋の洋書コーナーでこの短編集を見つけて、なんとなくパラパラ読んだら「これ読みやすそうじゃん」と思って購入しました。まさかここまでハマるとは思っていませんでした。
半年くらい積んでたけど、年末の休みにやっと読み始めたらめちゃくちゃ良くて、ここ数日かなり充実しています。
物語の感想
ホラーらしく後味が悪い話もあれば、「人生いろいろあるけどまあなんとかなるよね」みたいな、読んだ後にちょっと元気になる話もあって、短編集ならではの幅広さが楽しいです。
特に “The Answer Man” は個人的に大ヒット。 「世にも奇妙な物語」っぽい不思議な雰囲気と、星新一のショートショートみたいな軽さがあって、テンポも良いからサクサク読めました。時間があれば一気読みできるタイプの話です。
途中で“人知を超えた存在”が死後の世界について語るシーンがあって、自分の考えとは違うんだけど、主人公の状況を思うとそれが逆に救いになっていて、なんとも言えないけど悪くない終わり方でした。読んだ後にちょっと自分の死生観まで考えてしまいました。
英語についての感想
本屋でパラ見したときから「これ読みやすいかも」と思ってたけど、実際に読んでもその通りでした。 文学っぽい表現はあるけど、基本は平易な英語で、会話文も多いから流れがつかみやすいです。登場人物も多すぎないので混乱しません。
自分は読書中にいちいち調べるのが嫌なので、「なんかカッコいいけど意味よく分からん表現」はスルーして読んでいましたが、それでもストーリーはちゃんと追えます。英語学習としてどうなのかは置いといて、普通に楽しめるタイプの本です。
英語レベルとか年齢とかあまり関係なく、気軽に読めるし、娯楽としてかなりおすすめです。
まとめ
短編集 “You Like It Darker” の感想を書いてみました。この書評が、次読む本に迷っているどなたかの参考になれば幸いです。