OET (Occupational English Test) は、医療従事者が英語圏でのコミュニケーション能力を証明するための試験です。今回は、OET リスニングセクションの対策について紹介します。
具体的な対策
私はOET onlineという、オンラインの試験対策サービスを1-2ヵ月程度利用しました。OET onlineでは、現時点で10セットの演習が用意されています。演習後はスクリプトを見ながら音源を聴くことが可能で、シャドーイングやディクテーションも可能となります。
自分の場合はTOEFLのリスニングで28点とある程度高得点を取れていたので、問題形式に慣れればOETリスニングは地力で受かるだろうと考えていました。そのため、10セットの演習は一通り実施して、ディクテーションは時間が掛かるので1セット分だけ取り組み、後は時間のある時に繰り返し音源を聴くことで復習しました。
もし自分がTOEFLリスニングで20点台前半のスコアに留まっていたり、そもそもリスニングに自信が無かったりした場合は、オーストラリアの医療・健康系のスクリプト付PodcastやOET onlineの演習問題でじっくりとディクテーション・シャドーイングに取り組んだと思います。
受験した感想
本番の問題は、他のネット上の記事だとOET onlineよりは簡単だ、特にPart Aが易しい、という声が多かったですが、私の場合は全体的に難しく、体感としてはOET onlineと同程度でした。Part Aでは普通に聞き取れない部分もあり空欄を作ってしまいました。TOEFL同様、受験する回により難易度が変動するのだと思います。Part Aはもし取れていれば16/24、Part Bは4/6、Part Cは8/12だろうと予想しました。B判定に必要な30/42のスコアを満たせず、落ちたと思いました。
結果としては350点と、本当にギリギリの合格でした。あと1問でも間違えていたらC+判定で不合格だったということだと思います。合格を喜ぶ一方で、対策・見通しが甘かったなと反省しました。
一方で、OET onlineでの演習の際に、出題内容によってもスコアがブレやすいと感じていたので、もしリスニングで落ちていたら間髪入れずに受けなおして、簡単な or 自分と相性の良い問題のセットでの合格を狙っただろうと思います。
まとめ
今回はOETリスニングセクションの対策・感想について私見を述べました。これから受験を検討されている方の参考になれば幸いです。