“Foreign Affairs 2024年度 9/10月号”を読んで

こんにちは、クマです。9月に買った雑誌 “Foreign Affairs” を一通り読み終わったので、読んで感じたことを書いていこうと思います。

そもそも”Foreign Affairs”とは

Foreign Affairsとは、主に米国の外交政策に関する雑誌です。米国の議長、CEO、研究員、教授などステータス・権威を有する、学のある著者により各記事が執筆されています。米国の知識人が昨今の時事・情勢や国際問題についてどのような視点を有しているのか分かるのが特徴です。

購読のモチベーションとしては、特に国連英検合格を目指して英語学習で活用されている方が多い、と前々から聞いており興味がありました。レートの関係で現在は1冊3000円以上と少々お高いですが、クマも1冊購入して読んでみることにしました。

2024年度 9/10月号について

今回購入した2024年度September/October号では、大統領選の時期的な影響か、米国の政策をテーマに議論する記事が割と多かったです。紛争・テロや戦争、経済の変動に伴う各国市場の値動きや、ノーベル賞受賞者に占める非米国民の割合、コロナ感染症に対する他国政府の対応など様々な出来事を議論の材料に、賛否両論を提示して米国の取るべき姿勢を考察していたと感じました。

英語学習でのメリット

この雑誌を読むメリットとして、まず英語学習の観点からは、読みやすく勉強になる文体だというのが第一に挙がると思います。

内容的には論文とも言えるような、フォーマルで学問的な文章であり、ページ数的にもボリューム感はありますが、難単語や慣用句はそれほど多く見かけませんでした。加えて文体は冗長ではなく、いずれの記事も段落等の構成や主張が明確であるので、私のような英語学習者にとっても読みやすく、リーディング・ライティングの勉強に活かしやすい素材だろうと感じました。

その他のメリット

また、英語学習以外の面でも、世界情勢の理解を助けてくれるという面でメリットを感じました。特に、自分の意見を形成しやすくなるのが1つのポイントかなと考えます。

例えば、英語ニュースサイトでは出来事の紹介に留まることが多いので、それを読むだけでは議論・考察が生まれにくいと思います。もし何か議論に値するテーマを見つけたとしても、それに対する自分の意見の構築のためには、他の関連する複数のニュースも参考にして、自分で考察する労力が必要になるので、正直かなり大変だと思います。しかし、当雑誌では一つのテーマを多面的に捉えて考察を交え、著者の意見を提供してくれます。そのような他人の意見を参考にすることで、自分の意見を形成するハードルが下がるというのが、この雑誌を読む大きな利点だろうと思いました。

おわりに

今後も雑誌を読む習慣を通して、いろんな英語に触れる機会を増やしていきたいと思っています。また、この記事が”Foreign Affairs”の購読を検討している方の助けになれば幸いです。

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